合気道「覇天会」と言う団体名について

まず「天」とは高く大きな存在であり、人々が目指す大きな目標の象徴でもあります。覇天会の天の字にはこのような高い目標や大きな存在となる事を表現しています。そして「覇」は強さや支配と言う意味があります。会員が自分自身を正しく律して支配し、強くなることを示しています。また「覇気」あふれる活き活きとした人間になる事を意味しています。


合気道は技術や肉体的な強さだけではなく、精神的な修行も大切です。この名前には「天を目指すことで心身ともに成長し、自分自身を正しく律して精神的な覇者となり、覇気のある(活き活きとした)人間になる事」を表現しています。


覇天会は合気道を通じて、健やかな身体と強靭な精神を持つ人材を育成することを目標としています。健康的で強く、高い目標を持ち、人々に貢献することを表しています。

 

合気道覇天会とは

 

 

「合気道覇天会」の名前を初めて耳にする人も多いかもしれません。

合気道覇天会は、一般的な知名度こそ高くありませんが、格闘技を嗜む人からは実践性が高いと支持を得ている合気道の流派の1つです。

 

合気道は試合を行わないことが多い中で、宗家兼筆頭師範である藤崎天敬は、さまざまな大会での優勝や入賞経験を持っている点は、覇天会の特徴の1つです。

 

技術に優れる

 

覇天会合気道の宗家は、藤崎天敬筆頭師範です。

藤崎筆頭師範は過去に国際実践合気道連盟主催の「実践リアル合気道選手権大会 本戦トーナメント」で3回の優勝を果たしています。

 

同選手権では、フルコンタクト空手の全国チャンピオンで武道計20段以上取得の猛者や合気道試合の実力者で各種武道の有段者でもある182センチ 108キロの大型選手を破るなどその実力は申し分なしです。

 

小学校二年生の頃から伝統的な合気道をはじめ、大学時代に実践合気道に移籍すると、19歳で合気道選手権初優勝、さらに合気道道場を開き指導資格も取得するなどしています。また、門下生からも本戦トーナメント優勝者や中級者クラス優勝者、さらには新人戦優勝者を輩出するなどの実績を残しました。藤崎筆頭師範はその後、23歳の時に独立を果たしフルコンタクト合気道である「覇天会」を設立しています。

 

覇天会の筆頭師範としての活動はもちろんのこと、メディアに出演する機会もあり、女優やタレントに合気道と護身術を指導したこともあるなど、その活動の範囲はさまざまです。

 

 

指導が合理的

 

覇天会は、型稽古はもちろんのこと、実戦合気道ということもあり、希望者は打撃や組手の練習を行うこともできます。もちろんいきなり激しいコンタクトのある練習をするということはなく、まず伝統的な練習方法にのっとり、合気道の基本動作や型稽古に取り組みます。

 

基本動作を習得したうえで、護身術としての有効性をさらに高めるために、打撃や打ち込み、合気道の技を使った組手、試合など実戦形式の練習を行います。

 

未経験者も安心

 

覇天会では、大人だけでなく、少年部や親子クラスもあり、未経験者でも安心して合気道に取り組むことができます。

合気道は本来、円・球体運動といった型の稽古が主体であるため、稽古にあたって年齢や性別は全く関係ありません。覇天会にも70代で稽古に参加している人もいます。

 

実戦合気道という言葉から「本格的な格闘技をするのでは?」「筋骨隆々の人ばかりなのでは?」といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際にはダイエット目的で参加する人や健康維持のために取り組んでいる人までその目的はさまざまです。

 

何か趣味を始めたい、強い心身を手に入れたい、護身術を身に付けたいといった人はぜひ覇天会で合気道を始めてみてはいかがでしょうか。

 

他武道との交流も行う

 

覇天会では、合気道以外の武道の方々との交流も行っており、中には世界チャンピオンレベルの武道家との交流もあります。

 

例えば、空手道剛柔会の形世界チャンピオン総合格闘技ZSTファイター福山博貴先生スポーツチャンバラ長槍世界チャンピオン河原瑠我先生は、覇天会との交流を持っている先生方です。

 

また、伝統空手「組手」で日本一を4経験している花車勇武先生との交流がある点は覇天会の特徴の1つです。

 

花車先生は、伝統空手の全国少年少女空手道選手権大会、全国中学生空手道選手権大会、全国中学生空手道選手権大会、全国高等学校空手道選手権大会などのさまざまな大会で優勝し、またK-1を主催する正道会館の39回全日本空手道選手権大会 フルコンプラスルール-90㎏級で準優勝もしている日本トップクラスの空手家の一人です。